【知らないと損】AI音声入力が便利すぎる。活用事例も解説。

こんにちは、ひゅうがです。

今回はAI音声入力についてご紹介します。

「AIを最近使い始めたけれど、便利な使い方がいまいち分からない」

「結局、仕事の効率があまり上がっていない」

と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

確かにAIは、ただ使うだけでは期待するほど生産性が向上しないこともあるので
AIのより効果的な使い方や活用方法が重要になってきます。

なかでも音声入力は、誰が使っても間違いなく生産性が向上し、仕事の効率が上がる、AI活用の核となる使い方です。

この記事では、以前開催したAI活用勉強会「ChatGPT音声入力活用術」でお伝えした内容をまとめています。この勉強会は大変好評をいただきましたので、その内容を皆さんに共有したいと思います。

Screenshot



勉強会のアーカイブ動画をご希望の方は、
下記のLINEから「ChatGPT音声入力活用術」と送っていただければ動画をお送りします。

目次

なぜChatGPTの音声入力が生産性を上げるのか?3つの理由

まず、音声入力の主なメリットは以下の3点です。

1. 圧倒的な入力スピード

人間が1分間に話せる文字数は平均約300文字(日本語の場合)と言われています。一方、一般的なタイピング速度は1分間に40~60文字程度です。単純計算でも、音声入力はタイピングの5倍以上の速度で情報を入力できます。10分間話すのと10分間文字を打つのでは、その差は歴然ですよね。

2. 脳の負担軽減と思考の整理

文字に起こす際、頭で考えた情報を一度整理してからタイピングする必要があります。

しかし、話す場合は思考と発話がよりシームレスに行われるため、脳の負担が軽減されます。

頭に浮かんだアイデアをそのまま言葉にするだけで、ChatGPTが整理してくれるため、思考がクリアになりやすいのです。

3. 疲れにくさ

長時間のタイピングは肩こりや目の疲れを引き起こしやすいですが、音声入力は身体的な負担が少ないため、より楽に作業を続けられます。

実際に、生成AIを日常的に活用している人々の間では、音声入力はもはや「当たり前」のスキルとなりつつあります。使い方も非常に簡単で、今日からすぐに実践できるものばかりです。

ChatGPT音声入力の基本的な使い方:PCでもスマホでもOK

ChatGPTの音声入力は、特別な機材なしに誰でも簡単に始められます。

ChatGPT公式アプリ/ウェブサイトの音声入力機能

ChatGPTの画面を開き、マイクアイコンをタップ(クリック)するだけですぐに音声入力が開始できます。ChatGPTの音声入力は、「えーっと」「あのー」といったフィラーワード(つなぎ言葉)を自動で認識し、除去してくれる賢さも備えています。

PC標準の音声入力機能

  • Mac: Fnキーを2回押す(設定により異なる場合があります)。
  • Windows: Windowsキー + H を押す。

PCの標準音声入力機能は、ChatGPTの画面以外(例:Googleドキュメント、メールソフトなど)でも利用できるのが大きなメリット。入力内容がリアルタイムで表示されるため、長文を入力する際にも安心感があります。

どちらが良い?使い分けのポイント

  • ChatGPT内での作業が多い場合: ChatGPTの音声入力が手軽です。フィラーワードの自動処理も便利です。ただし、非常に長い会話だと途中で途切れてしまう可能性も稀にあります。
  • 様々なアプリで音声入力したい場合: PCの標準音声入力がおすすめです。入力の安定性も高い傾向にあります。

まずは、どちらかの方法で実際に音声入力を使ってみましょう。

手を動かしながら読み進めていただくと、より理解が深まります。

【応用編】ChatGPT音声入力の具体的な活用シーンとプロンプト例

基本的な使い方をマスターしたら、次は応用編です。

ChatGPTの音声入力は、様々なシーンであなたの作業を劇的に効率化します。

ここでは、特に効果的な活用事例を、具体的なプロンプト例と共に紹介します。

プロジェクト機能でChatGPTをカスタマイズ

本格的に音声入力を活用するなら、ChatGPTの「Projects」(有料プランの機能。以前の「カスタム指示」やGPTsの概念に近い)を活用しましょう。

これは、特定のタスクや目的に合わせてChatGPTの振る舞いを事前設定できる機能です。

  • 役割ごとのフォルダ管理: メール作成用、ブログ執筆用など、用途別にチャット履歴を整理できます。
  • インストラクション設定: 各プロジェクトに専用の指示(プロンプト)を登録しておくことで、毎回同じ指示を繰り返す手間が省けます。
  • ファイル読み込み: 参考資料などをアップロードし、その情報を基に応答を生成させることができます。
  • モデル選択の柔軟性: GPT-4やその他のモデルをプロジェクトに応じて切り替えられます。

活用事例1:メール作成

面倒なメール作成も、音声入力とプロジェクト機能を使えば一瞬です。

プロジェクトのインストラクション例(メール作成用):

あなたはプロのビジネスアシスタントです。以下の指示に基づいて、丁寧かつ簡潔なビジネスメールを作成してください。

# 基本情報
- 差出人: 株式会社〇〇 △△部 [あなたの名前]
- 連絡先: [あなたのメールアドレス] [あなたの電話番号]
- 署名:
  ------------------------------------
  株式会社〇〇
  △△部 [あなたの名前]
  〒XXX-XXXX [会社の住所]
  Email: [あなたのメールアドレス]
  TEL: [あなたの電話番号]
  ------------------------------------

# 指示
- 入力された音声内容に基づき、適切な件名と本文を作成してください。
- 誤字脱字がないか確認してください。
- 相手に失礼のない、丁寧な言葉遣いを心がけてください。
- 箇条書きや改行を適切に使用し、読みやすいレイアウトにしてください。

音声入力例(コラボ依頼):

「お世話になります。先日お話しさせていただいた、弊社のYouTubeチャンネル「〇〇チャンネル」と、林様のチャンネルとのコラボレーション企画について、撮影の日程候補をお送りいたします。4月23日11時から12時、4月24日11時から12時、4月25日13時から14時でご都合いかがでしょうか。企画案については別途お送りします。よろしくお願いします。」

ChatGPTの出力例:

件名:【〇〇チャンネル】コラボレーション撮影の日程候補について

株式会社△△
林様

いつも大変お世話になっております。
株式会社〇〇の[あなたの名前]です。

先日は、弊社のYouTubeチャンネル「〇〇チャンネル」と林様のチャンネルとのコラボレーション企画につきまして、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。

つきましては、撮影の日程候補を下記の通りお送りいたします。
ご都合のよろしい日時がございましたら、ご教示いただけますと幸いです。

・4月23日(火)11:00~12:00
・4月24日(水)11:00~12:00
・4月25日(木)13:00~14:00

企画案の詳細につきましては、改めて別途お送りさせていただきます。

お忙しいところ恐縮ですが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。

------------------------------------
株式会社〇〇
△△部 [あなたの名前]
〒XXX-XXXX [会社の住所]
Email: [あなたのメールアドレス]
TEL: [あなたの電話番号]
------------------------------------

このように、多少言い間違えたり、「えーっと」などと言ってしまっても、AIが文脈を理解して綺麗なビジネスメールに仕上げてくれます。表記が気になる場合は、「FCチャンネルのFCはアルファベットでお願いします」のように追加で指示すれば修正可能です。

ポイント: 単純なタスクであれば、GPT-4oでも十分な場合がありますが、より複雑な指示や高品質な文章を求める場合はo3以上の推論モデルを利用すると良いでしょう。

活用事例2:チャット作成(Slackなど)

社内チャットなど、メールほど堅苦しくないコミュニケーションにも音声入力は役立ちます。

プロジェクトのインストラクション例(チャット用):

あなたはフレンドリーな同僚です。以下の指示に基づいて、ビジネスカジュアルな文体で、結論ファーストのチャットメッセージを作成してください。

# 指示
- 入力された音声内容に基づき、簡潔で分かりやすいメッセージを作成してください。
- 堅苦しい表現は避け、親しみやすいトーンでお願いします。
- 必要に応じて絵文字を適度に使い、相手がストレスなく読めるようにしてください。
- 長くなる場合は、適度に改行や箇条書きを使用してください。

音声入力例(社内研修の案内):

「お疲れ様です。来週水曜日の19時から、ChatGPTの音声入力活用に関する社内研修を実施します。参加できる方は、このメッセージにリアクションで教えてください。よろしくお願いします!」

ChatGPTの出力例:

皆さん、お疲れ様です!😊

来週水曜日(〇月〇日)の19:00~、ChatGPTの音声入力活用に関する社内研修を実施します📝
業務効率アップのヒントが満載ですので、ぜひご参加ください!

参加可能な方は、このメッセージに👍などのリアクションで教えていただけると嬉しいです✨

よろしくお願いします!

活用事例3:情報発信(X、ブログなど)

X(旧Twitter)やブログなど、情報発信の際にも音声入力は強力な武器になります。

プロジェクトのインストラクション例(X投稿用):

あなたは人気ブロガーです。入力された音声内容を基に、読者の興味を引くようなXの投稿文を作成してください。

# 指示
- 入力された音声内容を、なるべく喋った言葉のニュアンスを生かしてテキスト化してください。AIが過度に調整しすぎないようにしてください。
- 読者に親近感を与えるような、自然な言葉遣いを心がけてください。
- 重要なキーワードにはハッシュタグ(#)を適切に使用してください。
- 140字以内の簡潔な文章にまとめてください。(プラットフォームに合わせて調整)

音声入力例(勉強会の感想):

「今日のChatGPT音声入力勉強会、めちゃくちゃ盛り上がったなー!参加者の皆さんの満足度も高かったみたいで、手応え感じてます!この便利さ、もっと広めたい!」

ChatGPTの出力例:

今日の #ChatGPT 音声入力勉強会、めちゃくちゃ盛り上がりましたー!😆 参加者の皆さんの満足度も高かったみたいで、確かな手応えを感じています✨ この音声入力の便利さ、もっともっと多くの人に届けたい! #AI活用 #業務効率化

ポイント: SNSではAIが生成したような機械的な文章は敬遠されがちです。「なるべく喋った言葉のまま出力してください」と指示することで、あなたの個性や感情が伝わる、より人間味のある投稿を作成できます。

活用事例4:日常生活での活用(日記、思考整理、調べ物)

仕事だけでなく、日常生活でも音声入力は非常に役立ちます。

  • 思考整理・アイデアの壁打ち:散歩中などに頭に浮かんだことをChatGPTに話しかけるだけで、思考が整理されたり、新しいアイデアが生まれたりします。「今、こんなことを考えているんだけど、どう思う?」といった壁打ち相手としても優秀です。
  • 日記作成:その日あった出来事や感じたことを音声で記録し、ChatGPTに日記としてまとめてもらうのもおすすめです。プロンプト例(日記用):あなたは私の専属秘書です。私が話した内容を基に、日記を作成してください。 箇条書きで、時系列に沿って簡潔にまとめてください。 最後に、今日の出来事から学んだことや感想を一言添えてください。 出力はコードブロック形式でお願いします。 NOTE: Talk, just go.(会話はせず、実行だけしてください)
    「コードブロック形式で」と指示すると、コピー&ペーストしやすい形式で出力してくれるため、他のアプリ(Notionなど)への転記も簡単です。
  • 簡単な調べ物:「今日の東京の天気は?」「〇〇の作り方を教えて」など、ふとした疑問も音声ですぐに検索できます。

ChatGPT音声入力をさらに便利にするコツ

メモリ機能の活用

ChatGPTには、過去の会話内容やユーザーの指示を記憶する「メモリ機能」があります。例えば、「FCチャンネルの表記は常にアルファベットの『FC』でお願いします」と一度記憶させれば、次回以降は自動で正しい表記をしてくれるようになります。専門用語や特定の言い回しを記憶させておくと非常に便利です。

プロンプトのカスタマイズ

この記事で紹介したプロンプトはあくまで一例です。個々の仕事内容や目的に合わせて、自由にカスタマイズしてみてください。試行錯誤する中で、あなたにとって最適なプロンプトが見つかるはずです。

「ながら音声入力」で思考を止めない

散歩中や単純作業中など、手が空いている時に音声入力でメモを取ったり、アイデアを吹き込んだりするのも効果的です。思考を止めずに情報を記録できます。

まとめ:音声入力で、あなたの可能性を最大限に引き出そう

ChatGPTの音声入力は人間の働き方とか、情報処理のやり方をガラッと変える力がある活用術です。
タイピングに時間を取られなくなるだけで、頭のリソースをもっと大事なことに使えるようになります。

今回紹介したテクニックは、あくまで入り口みたいなもので。
まずは今日から、ちょっとずつ音声入力を日常に取り入れてみてください。
仕事でもプライベートでも、意外とスッと馴染んでいきますよ。

最初は「あれ、うまく聞き取ってくれない…?」みたいな場面もあるかもですが、
慣れてくると「あれ、もうキーボード戻れん…」ってなると思います(笑)

これからは、AIとうまく付き合っていく時代。
その第一歩として、音声入力を味方につけるのはめちゃくちゃおすすめです。

あなたの可能性、もっともっと引き出していきましょう!


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